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調理師に必要な資格

調理師とは

私たちの周りには、数多くの飲食店があります。 飲食店に行けば、必ず調理師がいます。

・調理師とは
調理師免許を持っていて、調理を生業（なりわい）としている人を調理師といいます。 当然のことですが調理師免許を持っていなければ、調理師を名乗ることはできません（＝名称独占資格）。

調理師になるための資格

では調理師になるためには、どのような資格を必要とするのでしょうか。 まず、調理師になるためには調理師免許を取得しなければなりません。 そして、調理師免許を取得するには2つの選択肢があります。 それは「厚生労働大臣指定の調理師養成施設、または専門学校を卒業する」「2年以上の実務経験（アルバイト含む）を積み、調理師免許試験に合格する」ことです。

○「厚生労働大臣指定の調理師養成施設、または専門学校を卒業する」の場合
専門学校（調理師養成施設）に1年～1年半以上通学して、座学や実技の授業を受けて卒業をすれば、調理師免許を取得することができます。 その時に調理師免許の申請をしなけければなりませんが、特別な試験を受ける必要はありません。 何故なら授業を受けたことによって、調理師として仕事をするための知識を有していると認められているからです。

○「2年以上の実務経験（アルバイト含む）を積み、調理師免許試験に合格する」の場合
飲食店などで2年以上の実務経験を積んだ後、調理師免許試験を受験して合格しなければいけません。
上記の2つの選択肢でもっとも違うことは、「調理師免許試験を受けなくていい／調理師免許試験を受けて合格しなければならない」ことです。

飲食業界で生きるためには

ちなみに、「調理師＝調理師免許取得」は絶対条件ではありません。 実は調理師免許が無かったとしても、調理の仕事はすることができます。 事実、有名な料理人であっても調理師免許を取得していない人は、想像以上に多いのです。 しかし自分自身が飲食業界で生きていこうと思っているならば、絶対に調理師免許は取得すべきだと思います。 何故なら、調理人として必要な知識を有している証になるからです（相手に信用される）。

調理師専門学校の学費はどのぐらいかかる？奨学金はどのぐらい借りれる？

料理人の仕事をするためには調理師の資格を取得しなければいけないので調理師専門学校に通う人もいるでしょう。 調理師専門学校に通う時は学費が高くなる事もあるのでどのぐらい必要になるのか把握しておきたいものです。

また調理師専門学校は奨学金制度も設けていて学費に充てる必要な分だけ金銭的サポートを受ける事も出来ます。 そのため経済的に厳しい場合でも調理師専門学校に通いやすい環境が整っています。 そこで調理師専門学校の学費や奨学金制度について見ていきましょう。

学費は1年生の方が高い

調理師専門学校の学費は一般的に授業料、実験実習費、施設費、教科書などの諸費用などがかかります。 1年間で見てみると授業料が約70万円、実験実習費が約36万円、施設費が約12万円、教科書などの諸費用が約7万円となっていて合計で約125万円になります。

しかし1年生の時は入学費も支払わなければいけません。 入学費は約15万円なので1年生の時は約140万円になります。 年間で100万円以上かかるとなるとやはり調理師専門学校の学費は高いと言えるでしょう。

学費は前期と後期に分けて支払う

調理師専門学校の学費は入学費と合わせると約140万円になるので支払いが大変だと感じてしまう人も少なくないでしょう。 しかし支払方法は前期と後期の2回に分けて支払う事になるので一度に140万円を用意する必要はありません。 前期の時は入学金と諸費用の全額と授業料、実験実習費、施設費の半額を支払う事になります。

授業料、実験実習費、施設費の半額は後期に支払う事になるので一度に支払うのに比べると負担が軽減されます。 ただし支払期日が決まっているのでしっかり守るようにしましょう。

奨学金は住んでいる場所によって借りれる金額が変わる

調理師専門学校の学費を支払うのが厳しいので奨学金制度を使って一部に充てる事が出来ます。 しかし住んでいる場所によって生活状況が違うので借りれる金額も変わってくるのです。

実家から通学している人は生活する時の負担があまり大きくないので借りれる金額も最高で月額5万5000円になります。

また一人暮らしをしている場合は生活する時の負担も大きくなるので最高で月額7万円になります。