介護食士の資格
介護食士とは、要介護者が食べやすい食事を作る人のことであり、専門の資格になります。
ここでは介護食士について、介護食士になるためにはどうすればよいかまとめてみましょう。
介護食士とは?
介護食士は、介護を必要とする人の身体状態にあった食事を作るエキスパートのことです。
要介護者の病気やケガの状態に合わせて、その人に適した介護食、病態食の調理技術や、栄養学の知識を身につけています。
介護者の栄養源でもあり、毎日の楽しみでもある食生活をサポートする大切な職業と言えるでしょう。
介護者や高齢者は、飲み込む力、かみ砕く力が衰えてきているので、誤嚥したり、むせたりしないように、安全に食べてもらう必要があります。
さらに栄養バランスも考えなければならず、見た目的にもおいしく見えないと食欲がわかないでしょう。
介護食を作るには、調理法だけではなく、介護者の体の機能、栄養バランス、病気の症状、対処法などの専門知識を身に着けたうえで食事を作る必要があります。
介護食士は介護現場で生かせる仕事といえるでしょう。
介護食士になるためには?
介護食士は、高齢者に食事を提供する介護施設で、介護食を調理したり、食事介助をしたりするので求人は非常に多いです。
介護食士になるためには、講習会を開校している専門学校で講座を受講する必要があります。
介護食士には3級から1級まであり、3級はだれでも受講、受験が可能です。
学科25時間、実習47時間受けると受験資格を得ることができます。
2級は、介護食士3級を取得した人が受験可能で、学科16時間、実習56時間を受けることになります。
介護食士1級は、介護食士2級取得後、2年以上の介護食調理の実務に従事した25歳以上でなければ、受験資格が得られません。
学科32時間、実習40時間が必要です。