職業訓練校と調理師免許について
雇用・能力開発機構センターから職業訓練校へ
以前、ハローワークではさまざまな職業訓練が実施されていました。
そして、、ハローワークで職業訓練「雇用・能力開発機構センター/飲食調理師科」を実施することによって、調理師免許の受講資格を得ることができていました。
しかし現在、ハローワークにあった雇用・能力開発機構センターは廃止され、当然のことですが飲食調理師科も無くなってしまっています。
実は、その代わりに職業訓練校という調理師免許の受講資格を得ることができる講座ができているのです。
ということでこの項では、職業訓練校について触れてみたいと思います。
職業訓練校について
職業訓練校とは
職業訓練とは求職中の人が次の仕事を早く見つけられるよう、さまざまな訓練を通じて就職をサポートする講座のことをいいます。
そして、職業訓練は下記の明記した訓練が対象になっています。
・ハローワークの求職者を対象としている「離職者訓練」。
・在職中の労働者が、専門的な知識や技術を習得するための「在職者訓練」。
・中学校卒業、または高等学校卒業者等を対象に有料で行う「学卒者訓練」。
上記に明記した内容(3種類)が、職業訓練校の特徴になります。
また職業訓練の中には、新しい仕事に就くことを目指している人が受講する「離職者訓練」があります。
・主に雇用保険を受給している人向けの「公共職業訓練」。
・主に雇用保険を受給できない人向けの「求職者支援訓練」。
離職者訓練は上記の2種類に分類されます。
求職者を対象とする職業訓練の場合、おもに国や各都道府県が実施しています。
職業訓練校の入学資格
次に、職業訓練校の入学資格について説明したいと思います。
職業訓練校に入学するには、ある前提条件があります。
それは、「受講開始日からさかのぼって、1年以内に公共職業訓練を受講していないこと」です。
雇用保険がある人、ない人は、職業訓練を受講することができます。
そして職業訓練コースにはさまざまな分野がありますが、そうした選考方法はコースによってそれぞれ異なります。
「面接・書類選考・筆記試験・適性検査」など…。
それと職業訓練コースを選択した場合、誰でも合格になるわけではありません。
何故なら倍率の高い職業訓練コースの場合、選考によっては不合格になることもあるからです。
これが職業訓練校の概要となります。
是非、みなさんも職業訓練校で調理師免許の受講資格を頑張ってみてはいかがでしょう。