製菓衛生師の資格
製菓衛生師の資格
製菓衛生師はお菓子を作る場合の知識や技術だけでなく、衛生学・公衆衛生学・食品添加物などを中心に食の安全に関係する専門知識を証明する資格です。
製菓衛生師を取得していると、食に関する一定レベルのノウハウを持っていると見なされます。
お菓子作りの現場で注目されている資格です。
製菓衛生師は食品衛生責任者と同じレベルの資格ですから、飲食店を開業する場合には取得していたほうがいいです。
スイーツ店の店長を目指したり独立開業したりするならば製菓衛生師の取得を目指すべきでしょう。
製菓衛生師試験を受験するための資格とは?
誰でも受講できるわけではなくて一定の実務経験が必要になります。
・義務教育を終了した人で厚労大臣指定の製菓衛生師養成施設で1年以上・技能と知識を修得したもの
・義務教育を終了した人で2年間以上にわたってお菓子製造業に従事したもの
製菓専門学校を卒業するか菓子製造業に就職して二年以上経過しないと製菓衛生師の受験はできないと考えられます。
製菓衛生師の試験内容と合格率は?
合格率は全国平均で60パーセントから80パーセントとなっています。
製菓衛生師の試験は居住地の都道府県の会場になります。
試験の内容は、「衛生法規」「公衆衛生学」「食品学」「食品衛生学」「栄養学」「製菓理論及び実技」です。
合計6科目あり、筆記試験がメインになります。
幅広い分野から出題されます。
独学でもトライできますが、合格するには猛勉強が必要でしょう。
専門学校はカリキュラムに製菓衛生師の勉強が含まれます。
効率良く勉強できます。
製菓衛生師試験の製菓実技は、「和菓子分野」「洋菓子分野」「製パン分野」の3分野の中から選びます。
製菓衛生師の受験者が1分野を選択して解答します。
受験料は9500円になります。
試験日は毎年6月に予定されており、試験時間は10時から正午までです。