調理師免許は独学で取得できるか
調理師免許は独学で取得できるか
「飲食店に就職したい/飲食店を開業したい」と考えている人にとって、調理師免許は是非取得しておくべき資格です
そして調理師免許を取得する方法として調理師専門学校へ入学することが、もっとも近道といえるかもしれません。
しかし何かしらの事情によって、調理師専門学校へ入学することができない場合もあります。
その時に考えられるのが、「調理師免許は独学で取得できるか?」ということです。
この項では、独学で調理師免許を取得することについて触れてみたいと思います。
調理師免許は独学で取得することができる
独学で調理師免許を取得することは可能です。
その場合、ある一定の条件が必要となります。
それは「飲食店で2年以上実務経験を必要とする」ことです。
何故なら飲食店で2年以上の実務経験がなければ、調理師国家試験を受験する条件を満たさないからです。
なので、まずは飲食店で2年以上調理補助などの実務経験を積みその店の責任者の方に証明書を記入いただいてください。
それを踏まえて調理師免許を取得するための勉強方法を説明します。
調理師免許試験は、4択のマークシート方式で行われます(筆記試験のみ)。
筆記試験に出題される内容は、「食文化概論/衛生法規/公衆衛生学/栄養学/食品学/食品衛生学/調理理論」の7科目です。
この7科目を、参考書や過去に出題された問題を解きながら勉強すれば良いのです。
ちなみに調理師免許試験の合格率は、毎年60~65%を推移しています。
国家資格という観点から考えれば、特に難易度が高いというわけではありません。
しかしきちんと勉強をしなければ、40%の人が失敗する現実があるのです。
モチベーションの維持
調理師免許を取得するため独学で勉強ををすることにおいて、もっとも大切なことは「モチベーションの維持」かもしれません。
独学のメリットは費用が掛からないとこでもありますが、1人でコツコツと勉強を続けなければいけません。
分からない問題があった場合も自分で解決しなくてはなりません。誰にも頼れないのです。
その勉強に対するモチベーションを維持し続けることは、非常に難しいことです。
例えば、「まったく勉強をしていないのに、気付いたら試験当日になっていた」ということもあり得ない話ではないのです。
そうならないためにも自分の将来像を想像するなどして、モチベーションが下がらない工夫をすることも覚えておいてください。