調理師専門学校のテスト
調理師免許のテスト受験のための受験資格
調理師免許を取得する場合、「厚生労働大臣指定の調理師専門学校で学ぶ」「テスト(国家試験)で合格する」2つの方法があります。
前者の調理師専門学校では1年以上の専門課程を修了すれば、無条件で調理師免許が交付されます。
つまり、テストを受けることなく調理師免許を取得することができるのです。
では後者の「テストで合格する」場合、どのような条件があるのでしょうか。
テストを受ける必要があるのは「専門課程を履修していない人」を指します。
そして「専門課程を履修していない人」は2年以上の実務経験(調理補助等)を積むことによって、調理師免許を取得する受験資格を得ることができるのです。
2年以上の実務経験について
実務経験は、2年間フルタイムで働く必要はありません。
アルバイトなどで2年間に「週に4日以上~1日6時間以上、週に5日以上~1日5時間以上」の実務経験があれば、誰でも調理師免許を受けることができます。
この場合、勤務していた飲食店などの責任者の印鑑を押した所定の証明書が必要です。
調理師免許のテストのコツ
ではここで、「専門課程を履修していない人」が調理師免許を取得するための受験のコツについて触れておきます。
実は、調理師免許の試験は都道府県によってテスト問題が違うのです。
テスト問題が違うということは問題作成者が違うことを意味し、当然のことながら出題傾向も違ってきます。
なので、試験対策としては、まず各都道府県の過去の問題集をチェックする必要があります。
ちなみに過去に出題された問題は、インターネット上で閲覧することができます。
また独学で調理師免許の勉強をするに際にはさまざまな参考書が出版されているので、自分に合った参考書を選ばなければなりません。
参考書
問題に対して解答だけ載っているのではなく、その解答の説明が明記されているものがベストです。
さらに独学ではなく、「公益社団法人日本調理師会が主催する事前講習会に参加する」「同会が主催する調理師試験通信教育を受ける」方法もあります。
勉強すれば合格できる
このように調理師免許を取得するためテストを受験するわけですが、試験の難易度は決して高いものではありません。
しっかり勉強さえすれば、十分合格することができる内容です。
「継続は力なり」という言葉があります。
この言葉のようにきちんとテスト勉強を継続すれば、合格することができるのです。
是非とも頑張って頂きたいと思います。