調理師専門学校の入学試験の内容
調理師専門学校の入試について
前項では、「調理師になるためには、調理師専門学校へ行き調理師免許を取得する」ことの重要性について説明しました。
この項では、「調理師専門学校の入学試験の内容」について触れてみたいと思います。
よく質問される1つに、「調理師専門学校にも偏差値が必要なの?」があります。
調理師専門学校は、他の専門学校と同じように「一般入試/それ以外の入試方法」があります。
ただ、その多くの専門学校では筆記試験は行わず、書類選考と面接によって合否が決まります。
まれに筆記試験を行う場合も、その内容は「高校卒業程度の基礎学力をメインとした一般教養科目」が中心になります。
そして肝心の偏差値についてですが、全く気にする必要はありません。
何故なら、調理の技術と学力は直接的には無関係だからです。
高校の時の成績が良くなくても、調理技術を磨けば料理人としては成功できるからです。
とはいえ、国家資格を取得するためには、実習だけではなく多くの座学も必須ですので、基本的な学習姿勢は必要です。
面接試験を実施する調理師専門学校も
入学選考の上では、面接試験を重要視している調理師専門学校が多いのも事実です。
というのも志望動機はもちろんのこと、人柄やこれまでの活動実績を重要視して判断する傾向があるからです。
これは、「デスクワークが優れているより、調理現場で友だちと良好なコミュニケーションが取れる」人物像の方が良いことを意味しています。
願書受付について
ここで、調理師専門学校を受けるために必要な書類を明記しておきます。
当然のことですが、ちゃんとした受付願書がなければ入学試験を受けることもできません。
一般的には
・学校所定の入学願書
・高校(または大学などの最終所属校)の卒業証明書と成績証明書
が必要で、更に推薦入学を希望する人は所定様式での推薦書などが必要です。
なお専門学校の願書受付は全国一律で推薦は10月1日から、一般は11月1日から始まります。
受験料について
多くの専門学校では、1万円~3万円程度の受験料(選考料)が必要です。