調理師専門学校は働きながら通えるか
夜間調理師専門学校の存在
「社会人が調理師になるには」で、働きながら調理師の資格を取得することができることを説明しました。
この項では、実際に働きながら調理師免許が取得できる方法について触れてみたいと思います。
もっとも人気のある方法として、「夜間調理師専門学校」へ通うことです。
そしてほとんどの夜間調理師専門学校は、1年6ヶ月制を採用しています。
1日当たりの授業時間が昼間部より少ないので昼間部と同じカリキュラムを1年6ヶ月で学ぶイメージです。
つまり厚生労働省の指定を受けた夜間調理師専門学校で1年6ヶ月勉強すれば、昼間部同様に卒業と同時に無試験で調理師免許を取得することができるのです。
夜間調理師専門学校&通信講座の内容
では、夜間調理師専門学校の内容を説明いたします。
まず夜間なので昼間は仕事をしながら、夜間に調理師専門学校に通うことになります。
勉強期間は1年6ヶ月。
授業時間は、だいたい「18:30~21:00(22:00)」。
そして、授業内容は日中の生徒と同じ内容を勉強します。※厚生労働省既定のカリキュラム
昼間仕事をしながら夜間に勉強するため、肉体的にも精神的にかなりハードかもしれません。
しかし自分が「調理師になりたい」という強い意志を持っていれば、それを乗り越えることができると思います。
事実、多くの社会人が夜学で学び、免許を取得しています。
「学校説明会/学校見学/オープンキャンパス」などで、夜間調理師専門学校の詳細を確認してください。
そして、もう1つの方法として「通信講座」があると言われています。
確かに、一部のほとんどではありませんが、調理師専門学校の中には通信講座を設けている学校があります。
しかし調理専門学校が運営する通信講座を受講しても、それだけで調理師免許を取得することはできないのです。
何故なら、通信講座は料理の技術やレシピを受講する講座だからです。
つまり「料理のレパートリーを広げたいと考えている調理師/飲食店関係者」を対象としている場合が多いのです。
調理師専門学校の通信講座を受講しても、それだけでは調理師免許は取得できないことを覚えておいてください。
自分に合った夜間調理師専門学校を探そう
上記に明記したことからわかるように、夜間調理師専門学校へ通えば調理師免許を取得することができるわけです。
国家資格を取得する学校・学科のカリキュラムは原則として同じなので、学校選びの際にはその学校の校風、雰囲気が自分に合っているかがポイントになります。
又、社会人が働きながら通学する上では、その立地や気になる学校には必ず実際に足を運んでみて毎日通えるかどうかを考えてみましょう。
通いやすさも大きなポイントです。