食品衛生指導員
食品衛生指導員の仕事とは?
食品衛生指導員は、安全で衛生的な食品を提供できるように活動することや、保健衛生の向上と増進、それに伴う手洗いの指導などを行っています。
その他に食中毒への注意喚起も行っており、サルモネラ菌の食中毒やノロウイルスなどの食中毒についても詳しく説明しています。
例えばサルモネラ菌による食中毒の場合は、鶏や豚、牛などの動物の腸管や河川、下水道の自然界に広く生息する細菌のため、種類も多く存在し、感染の可能性が高い菌です。
乾燥にも強く、少量でも食中毒の原因になるものや、感染すると非常に症状が重い種類も存在します。
日常生活の中では、たまごを生食するときに感染することがあり、その際には新鮮なたまごで、殻にヒビが入っていないものを食べるなど、そういった豆知識なども広く認知してもらうために活動しています。
食品に関連したものでは、ペットに触ったあとは十分に手を洗うことや、ネズミやゴキブリなどの害獣の駆除、清潔な住環境などもよびかけています。
食品衛生指導員に関係する資格
食品衛生指導員に関わる資格にはいろいろなものがあります。
例えば食品衛生責任者、食品衛生管理者などがあります。
食品衛生責任者は、食品を扱う施設では必要なもので、必ず有資格者が必要になります。
都道府県などの食品衛生協会で講習会を実施しているので、それに参加して資格を取得します。
食品衛生管理者も同じように食品を加工する業務に携わる場合は、必要な資格で主に加工する工場などで必ず有資格者が必要になります。
この資格は講習会だけでは取得できないもので、養成施設や大学などの教育機関で必要な過程を修了した方が取得できます。
食品衛生指導員には食品衛生全国大会などのイベントがあり、これらの資格を有する方が年間の実績を競うことがあります。
食品衛生の向上などの周囲への影響が大きく反映されるので、全国大会ともなると相当な評価が想像できます。